J-AN10022 SiTime発振器SiT8103、SiT8003、SiT9003の 立ち上がり/立ち下がり時間調整

クロック信号の立ち上がり/立ち下がり時間は、システムの特性を決める重要なパラメータの1つです。一般に、クロック信号のジッター特性を良くする場合は、クロックの立ち上がり/立ち下がり時間が小さくなるようチューニングしますが、プリント基板からの電磁妨害波(EMI)放射を低減させる為に、逆に遷移時間を大きくする事もあります。 容量性負荷を駆動する発振器出力の立ち上がり/立ち下がり時間は、1)発振器出力段の駆動能力、および2)出力負荷容量に依存しています。SiTimeのシングルエンド型CMOS出力の発振器は、通常15 pFの負荷容量を前提として立ち上がり/立ち下がり時間をデータシートに記載しています。しかしながら、SiTimeの発振器は様々な駆動能力オプションをユーザーに提供できるよう設計されているので、ユーザー自身が負荷容量に合わせて立ち上がり/立ち下がり時間を最適化することが可能です。

 

 
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