RMS からアイ・クロージャ・ジッタへの計算 | 開発計算機に戻る
ランダム ノイズのみを想定して、信号内のタイムインターバル エラー (TIE) ジッターを RMS 値として定量化しました。この信号に対してビット誤り率 (BER) バスタブ プロットを測定する場合、指定した BER (つまり BER S ) におけるプロットのアイ クロージャがどの程度であるかを判断したいと考えています。
TIE は、デジタル信号の重要な瞬間の理想的な時間位置からの短期間の変動であり、「重要な瞬間」とは、立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジがしきい値電圧 (V t ) を横切る時間を指します。
以下の図は、データ信号の 1 ビットの継続時間である 1 ユニット インターバル (UI) を示しています。信号内の各エッジの位置は、標準偏差 σ でランダムに分布しています。分布の平均はゼロであるため、その RMS 値は σ に等しいことに注意してください。

アイ クロージャは Nσ として計算されます。ここで、N は、BER が BER Sと等しくなるために分布の裾をどれだけ含める必要があるかを決定する波高率です。計算機は、N について次の方程式を解いた後、この閉眼を計算します。

ここで、DTD は信号のデータ遷移密度です。データ信号の場合、DTD はビット数に対する遷移 (またはエッジ) の比率として定義されます。クロック信号の場合は、DTD=1 に設定してください。
整数または科学的表記法を使用して以下の数値を入力します (たとえば、123 を 123、1.23e2、または 1.23E2 と入力します)。
RMSから閉眼までの計算
次の表は、簡単に参照できるように提供されています。
バーエス | クレストファクター(N) | |
DTD = 0.5 | DTD = 1 | |
1e-1 | 1.683 | 2.563 |
1e-2 | 4.108 | 4.653 |
1e-3 | 5.756 | 6.180 |
1e-4 | 7.080 | 7.438 |
1e-5 | 8.215 | 8.530 |
1e-6 | 9.223 | 9.507 |
1e-7 | 10.138 | 10.399 |
1e-8 | 10.982 | 11.224 |
1e-9 | 11.768 | 11.996 |
1e-10 | 12.508 | 12.723 |
1e-11 | 13.208 | 13.412 |
1e-12 | 13.874 | 14.069 |
1e-13 | 14.511 | 14.698 |
1e-14 | 15.122 | 15.301 |
1e-15 | 15.710 | 15.883 |
1e-16 | 16.277 | 16.444 |